プロ野球から学ぶ「非日常」を「日常」にするヒント

プロ野球から学ぶ「非日常」を「日常」にするヒント

2月になりプロ野球がキャンプ・インしたので、プロ野球から学べることはないか考えてみました。

日本のプロ野球の球団は12球団しかありません(下部組織であるイースタン・ウエスタンの両リーグを入れても24、女子プロ野球、休止中のマスターズリーグなどを含めた独立リーグを含めるとさらに24チームが加わり、48チーム存在しています)。

日本に12球団しかなければ、球団や球場(スタジアム)の前を通り過ぎるという経験も限られます。プロ野球同様に、NPOやNGOの前を通り過ぎる経験は多くありません。このような意味では、プロ野球も、NPOやNGOも「非日常」ではないでしょうか。

横浜DeNAベイスターズ(横浜スタジアム)は、2年前から以下のような「非日常」を「日常」にする取り組みを行っています。

2015年横浜スタジアム『コミュニティボールパーク』化構想 第二弾
フォトスポット『DREAM GATE』オープンについて

『DREAM GATE』は、横浜スタジアムバックスクリーン下の搬入口がある場所を整備、一般開放し、横浜公園側から球場内がグラウンドレベルで見えるようにしました。この場所を開くことで、ゲートの内側で繰り広げられるプロ野球という“非日常”空間を、横浜DeNAベイスターズのファンの皆様だけでなく、横浜公園の利用者、地域の皆様の “日常”に溶け込んだ存在としてもっと身近に感じていただくための“夢のゲート”となってほしいと考え、今回の設置となりました。

2015/3/30

https://www.baystars.co.jp/news/2015/03/0330_03.php

スタジアムという建物に物理的な穴を開け、通りすがりの市民に対してもプロ野球という「非日常」を垣間見せることで、「日常」に溶け込んだ存在として身近に感じてもらう取り組みです。

NPOの事務所に物理的な穴を開けることは現実的ではありません。ただ、「非日常」を見せることで、「日常」に感じてもらい、身近に感じてもらうという考え方は参考になると思います。市民から見てNPOの非日常というのは「支援現場」ではないでしょうか。寄付者のだれもが支援現場に行けるわけではありませんので、それを見せる方法はイベントやウェブサイトということになります。

たとえば、寄付者や支援者向けに閉じて発行しているニュースレター(会報)の記事を、ウェブサイトに掲載し、誰もが読めるように公開したらどうでしょう。支援の現場を大っぴらに見せることで、NPOの活動を日常に感じてもらい、参加の敷居も低くなっていくのではないでしょうか。

このほかにもプロスポーツから学べることがあります。たとえば、ファンクラブの運営からは、会員やマンスリーサポーターの名称や会員種別、会費の設定などに参考になることが学べそうです。プロバスケットボール「Bリーグ」は始まったばかりのリーグで、新しい取り組みにも積極的に挑戦しています。お時間があるときに眺めるのも発見があって面白いのではないでしょうか?