お金をかけずに会員継続率を高める工夫

新しい寄付プログラムや新規入会をすすめる前に、まず取り組みたいのは現在の会員の維持です。お金をかけずに会員継続率を高めるための工夫をご紹介したいと思います。「会費を請求する」という姿勢ではなくて、「会員継続のお願い」という姿勢が大切になってきます。

宛名は個人名にする

すべて同じ文面にならざるを得ないこともありますが、せめてお手紙の宛名は個人名にしましょう。データベースを導入していなくても、エクセルで会員名簿を管理していれば、ワードの差し込み印刷を使って簡単に作成することができます。CRMのようなデータベースを導入していれば、レポート機能を使えばさらに簡単に作成できます。お手紙に個人名を入れる場合は、封筒に書いた宛名とお手紙の宛名を突き合わせながら封入する手間は発生しますが、窓つき封筒を使えばその手間やミスすることを防げます。

手書きメッセージを添える

会員継続のお願いの手紙に手書きのメッセージを添えましょう。会員が何人いるかにもよりますが、職員で手分けをして書けばそれほど手間はかかりません。会員数がとても多い場合は、手書きのメッセージをスキャンして(もしくは写真を撮って)、手紙の余白に貼り付けるだけでもいいと思います。スキャンだとすべてに同じメッセージなってしまいますので、できれば一枚一枚宛名を見ながら書くのがおすすめです。「●年間の継続したご支援、誠にありがとうございます。●●さんの継続したご支援によって、●●の活動が継続できています。」といったように書き出しは<感謝>から始めましょう。

同封物を少なくする

送料を節約するために会報と同封して会員継続のお願いをしているNPO/NGOをよく見かけます。送料や封筒代など余計に費用は掛かりますが、会員継続のお願いは会員継続のお願いだけで発送しましょう。「せっかく送料をかけるのだから、あれもこれも送りたい」という気持ちはわかりますが、相手にとってお願いは少ないほうが明確になります。会員継続のお願いの場合、同封物は会員継続のお願いのお手紙、郵便振替用紙だけあれば十分ですが、簡単な活動報告(A4一枚程度)があってもいいかもしれません。

会員継続を高めるためには、会員特典になっているニュースレター(会報誌)の見直しもお金をかけずにできる取り組みだと思います。また、会費支払いの多様化も重要です。郵便振替だけだと平日の昼間に手続きをしなければなりません。クレジットカード決済を導入するだけでもその手間が省けます。クレジットカードの継続課金や銀行口座からの自動引落も継続率を高めることに貢献します。さきにも書きましたが「会費を請求する」という姿勢ではなくて、「会員継続のお願い」という姿勢を大切にしてください。

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