2017年にNPOが取り組んでおきたい3つのこと

ここに紹介する3つの項目は、2017年にNPO/NGOの広報担当者が取り組んでおきたいことです。まだ取り組めていないことがあれば、今すぐ取り組みを検討しましょう。

ウィキペディア(Wikipedia)の団体紹介ページの改善

検索すると必ずと言っていいほど上位にヒットするウィキペディア。もし、すでに自分たちの団体紹介ページがあれば、情報の修正・追加を「提案」しておいたほうがいいでしょう。

ウィキペディアでは、自分で自分の記事を書くことは推奨されていません。中立性、検証可能性といった原則があるからです。商品の紹介など広告とみなされると削除される可能性があるので注意しましょう。

Wikipedia:自分自身の記事をつくらない

ソーシャルメディア対応

NPO/NGOにとって、ソーシャルメディアは欠かせない広報ツールです。ウェブサイトをソーシャルメディアと連携しやすいように、ツイートボタンやシェアボタン、いいね!ボタンは早めに設置しておきましょう。「ソーシャルプラグイン 設置」などと検索すれば、やり方をいろいろな方が説明してくれています。ワードプレスを使っていれば、プラグインをインストールして簡単な設定だけですむ場合があります。

ソーシャルメディア対応でもうひとつ忘れてはいけないのが、OGP(Open Graph Protocol)の設定です。ウェブサイトのリンクをフェイスブックでシェアしたときやツイッターでつぶやいたとき、その表示をコントロールすることができます。こちらも「OGP 設定」などで検索すると設定方法が分かります。

スマートフォン対応

まだウェブサイトのスマートフォン(スマホ)対応ができていなければ今すぐ取り組みを検討しましょう。レスポンシブル対応とも言われます。AppleのiPhoneが日本で発売された2008年よりも前にウェブサイトを作成し、そのままになっているウェブサイトは要注意です。スマホ対応の勘所は、小さい画面で見るため「フォントの大きさやページの横幅設定」、タッチパネル画面で使うため「リンクとリンクの余白」などになります。意外ですが、大手のNPO/NGOでも対応できていないウェブサイトをよく見かけます。以下のGoogleのサイトで簡単に改善点をチェックできるのでぜひ利用してみてください。

正確には「スマホ対応」はスマホ専用ウェブサイトを制作すること(URLが別になる場合もある)、「レスポンシブル対応」は同じURLのサイトをPC・スマホどちらで見ても見やすいサイトにすることを言う場合が多いようです。

「何を今さら」と思う方も多いのではないでしょうか。NPO/NGOにはウェブサイトのスキルを持った広報担当者は多くないため、どうしても技術的な対応は後手に回ってしまいます。少しずつでも対応していくことをお勧めします。